セイント・ビースト Others VOL.1「光と闇」
 
 オススメ度 ★★★
 
 セイント・ビーストはこれまでCDドラマの他、アニメ・ラジオ等様々な形で多くの物語を
 発表してきた大変長い作品です。登場するキャラクターの圧倒的多数が個性的で
 魅力ある美しい男性キャラ。また、キャストに人気のある男性声優さんが抜擢されることもあり
 女性ファンが多いことでも有名ですよね。Othersはタイトル通りの「外伝」です
 本編に全く関係なく、ストーリーが進行していきますので、本編を1作も知らない方でも
 楽しめるかと思います。が、本編に登場するキャラクターも出てきますので、
 ある程度の本編知識、メインキャラクターの設定だけでも把握していたほうがより楽しめるかと。
 
 水島さん演じるカナンはほとんど登場しません。収録時間は55分程なんですが
 登場シーン全て合計しても15分あるかないかです。にも関わらず、何故☆が3なのか
 第1巻ですので今後に期待、という点。そして初回生産分に収録されているキャストクレジット
 これは是非聞いていただきたい、という点から、高めにしました
 登場人物がかなり多いセイントビーストですが、本編キャラクターが今作には
 ほとんど出てこないので、キャラクターが多すぎて混乱する、ということはないかと思います。
 第1巻なので、まだまだ謎は多いですが、今後の展開を期待させる内容にまとまっており
 冊子に載せている設定など、聴く側を惹き付ける演出。人気シリーズの力を感じます
 
 【個人的感想】
 水島さんは予想はしていましたが予想通り、いや、それ以上に出番がないです。
 聴く前に冊子を読んでみるとカナンくんの大まかな設定が「13才の少年でユリウスと仲良し」
 かろうじて名前があるけどこれはただの「村の子」役では?とよぎる不安は的中
 したかに思えました。ですがOthers、全3巻なので1巻を聴かない限り、先も聴けないのですよ。
 カナンは今後も登場します。そして今後の展開で何か話しの鍵を握っているんじゃないか、と
 そう予感させるような設定もあります。この期待が的外れでないことを願うばかりです
 第1巻はユリウス、オーディン兄弟の生い立ちの秘密が若干明らかになった段階で
 終わってしまい、その他のキャラの謎についてはほとんど触れられていません。その点と
 彼ら人間が本編キャラである天使たちとどう関わっていくのかが今後の展開のポイントかと

 本編よりもやはり初回特典のキャストクレジット。こちらの内容が非常におもしろいので
 是非とも初回生産分を購入していただきたいと思います。キャストも本編外伝全員登場で豪華
 買って損はないかと。何より水島さんの「俳優」としてのおもしろ伝説が聴けますので